笠間市来栖の広葉ファーム代表の松岡秀美さん(54)は、関東地方では珍しい食用ホオズキの水耕栽培に取り組んでいる。「ケープ・チェリー」の商品名で都内の百貨店やスーパー、矯正歯科大田市場の仲卸などに出荷する。真夏の花芽確保や販路拡大など課題はあるが、周年生産・出荷を目指す。
品種は「オレンジチェリー」。実が大きく、オレンジ色が美しい。フルーティーな香りと甘酸っぱさが特徴だ。松岡さんはミニトマト栽培が主体だが、1000平方メートルのハウスで3年前から栽培を始めた。600株ほどをロックウール培地で水耕栽培する。
試行錯誤を重ね、昨年9月に定植した物が本格出荷インプラントとなった。ホテルや料亭、スイーツ原料用として高値で取引されているが、「一般の人が果物店で買ってもらえるほどには認知されていない。生産より販路確立が課題だ」と松岡さんは言う。
そんな中、ホオズキを洋菓子の素材として求めていた同市格安航空券の洋菓子店・グリュイエール社長の根本高行さん(53)が地元で食用ホオズキを生産していることを知った。「地元の食材を洋菓子作りに使うことで生産者を応援したい」(根本さん)と、がくが付いた実をトマトゼリーとホワイトチョコで包んだ「しょこら・ほおずき・じゅれ」を創作。地元で人気になっているほか、関西などからの問い合わせもあるという。
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