2009年6月4日木曜日

気持ちが明るい」

90年に栃木県足利市で当時4歳の女児が殺害された事件で無期懲役が確定し、検察側の刑の執行停止により千葉刑務所から釈放された菅家利和さん(62)が5日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見した。17年半ぶりに「自由の身」となって一夜を過ごした菅家さんは「刑務所にいる時と、空も全然違う。気持ちがすごく明るいです」と話し、笑顔を見せた。

 刑務所を出て初めての夕食は「刑務所では絶対に食べられない」というすし。大好きなコーヒーを飲み過ぎ、1時間ほどしか眠れなかったという。週末には両親の墓参りや温泉に行きたいという菅家さんは、墓前では「心配かけたね。再審開始になってまた、お参りにくるよ」と語りかけるつもりだという。

 この事件で逮捕されていなければ――。幼稚園の送迎バスの運転手だった菅家さんは「送迎をずっとやっていたと思う。いきなり犯人にされたのは、今でも納得がいきません」と厳しい表情で語った。

 弁護士や検察官、裁判所は、なぜ「自白」の内容の矛盾や、警察庁の科学警察研究所(科警研)が行った当時のDNA鑑定の誤りに気づかなかったのか。菅家さんは今後の再審で「知りたい」と話した。 多重債務
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